チャータークルーズ

直島への移動は美しい多島美を楽しみながらチャータークルーズで向かいます。最大50名乗船可能なクルーズ船を貸し切り、広々としたデッキスペースにソファを並べ寛いでもよし、潮風を浴びながら船上バーベキューを楽しむも良し、移動時間も美しい瀬戸内海に存分に浸れる船上体験をお届けします。春の陽気とところどころで咲き誇る桜の木も一緒にご堪能ください。

直島

言わずと知れたArt Island 直島。
日本で最初の国立公園に指定された瀬戸内の美しい景観は、高度経済成長期以降の急速な近代化等により、環境汚染や自然破壊の影響を大きく受けましたが、瀬戸内海の島々の自然を何とか守り取り戻さなければという、福武財団の福武總一郎代表と当時の直島町長の意思が合致し、1992年「ベネッセハウス ミュージアム」の開館を皮切りに、1998年にスタートした「家プロジェクト」、2004年「地中美術館」の開館、2010年からは「瀬戸内国際芸術祭」が始まり、今では“自然とアートと建築の融合”を実現している世界でもここにしかない、唯一無二の島として世界中からArt Lovers達が訪れています。

©YAYOI KUSAMA
草間彌生「赤かぼちゃ」
2006年 直島・宮浦港緑地
写真/青地 大輔

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地中美術館

“自然と人間を考える場所”として2004年に設立。
瀬戸内の美しい景観を損なわないように安藤忠雄設計の建物の大半が地下に埋設され、館内には、クロード・モネやジェームス・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が恒久設置されています。地下でありながら自然光が降り注ぎ、時間や季節によってその表情を変える“サイトスペシフィック・ワーク”の集大成とも言える美術館です。

豊島

直島と小豆島の間に位置する豊島。島の中央にそびえる壇山（だんやま）からは“唐櫃（からと）の清水”と呼ばれる豊かな湧水が一年中、絶えることなく湧き出ていて、古くから稲作や漁業、酪農が盛んだったことから「豊島」と名付けられたと言われています。1970年代から始まった産業廃棄物の不法投棄は全国的にも最大規模の産廃問題となりましたが、不法投棄された廃棄物の処理もすすみ、環境の再生を目指した取り組みが続いています。2010年には第1回瀬戸内国際芸術祭が開催され、豊島美術館をはじめとする現代アートの施設もでき、“アートの島”として、豊かな自然を大切に守りつつ、国内外から多くの人が訪れています。

小豆島

瀬戸内海で淡路島に次いで2番目に大きな島・小豆島。1年を通して温暖な気候に恵まれ、醤油や手延べ素麵、オリーブ、佃煮など、豊かな食文化が育まれた一方、島の約7割を占める山間部には切り立った崖や洞窟が多く、弘法大使も京都への道すがら、小豆島で山籠もりの修業をしたと言われている実は“修行の島”。今でも多くの人が小豆島遍路を巡り、小豆島遍路ならではの山岳霊場が集まる一方で、“さぬき百景”に選ばれるほどの絶景「西ノ滝」や眼下に瀬戸内の圧巻の景色を見渡せる「碁石山」など、素晴らしい景観がお遍路さんたちの心を癒しています。

画像提供：三豊市観光交流局

志々島

島の山の中腹に鎮座する樹齢1200年の大楠が見守る神秘の島・志々島。人口わずか20名ほどのこの小さな島はかつて島全体に花畑が広がり“花の島”と呼ばれていました。花農家の高齢化により一度は輝きを失いかけましたが、島の花の復活を目指し地道に取り組んだ結果、現在では、瀬戸内の青い海と色とりどりの花畑の絶景のパノラマが広がり、その穏やかな時間の中で、訪れる人々に喜びや感動を与えています。

画像提供：三豊市観光交流局

父母ヶ浜

遠浅の緩やかな海岸の潮だまりに映る景色が鏡のように上下に反射する“天空の鏡”父母ヶ浜。かつては瀬戸内海のゴミが流れつき、埋め立て構想も上がったこともありましたが、この海岸のある日常で育った地元の方々が“ささやかな抵抗”としてわずか7人が始めた海岸清掃が、現在200人以上にまで広がり、25年以上この美しい海岸を守っています。地元の方の想いが詰まった海岸へ「日本の夕陽百選」にも選ばれた美しい夕日を見に行きませんか。

画像提供：三豊市観光交流局

紫雲出山

瀬戸内海を360度の眺望で臨むことができ、瀬戸内の多島美と美しく咲き誇る季節の花々のコントラストは、ここでしか見られない絶景。特に瀬戸内屈指の桜の名所として知られ、日本国内だけでなく、フランスやアメリカの雑誌でも桜特集のトップを飾るなど、世界的に注目される美観スポットです。
“浦島太郎が玉手箱を開け、出た白煙が紫色の雲になって山にたなびいた”ことから名付けられた紫雲出山は、春には約1,000本の桜、初夏には約2,000株の紫陽花があなたを出迎えてくれます。

画像提供：三豊市観光交流局

栗林公園

お庭の国宝に相当する国指定特別名勝・栗林公園。高松藩主松平家の別邸として約300年前に完成し、紫雲山を背景に6つの池と13の築山、1,400本の松などが巧みに配置され、“一歩一景”とも言われるほど変化に富んだ四季折々の美しさを見ることができます。その美しさは、フランスのミシュラングリーンガイドで3つ星、アメリカの日本庭園専門誌で桂離宮に次ぐ日本庭園ランキング3位になるなど、世界中から高く評価されています。一定の視点からの眺めを追求した「座観式」とは違い、池とその周囲を巡る園路を中心に作庭された「池泉回遊式」庭園で、散策しながら移り行く景観をお楽しみください。