IMAMURA
シンガポールのアマラ・サ ンクチュアリ・リゾート・セントーサ内に2022年にオープンしたIMAMURA。
福岡、東京、ラスベガス、ニューヨーク、香港と国内外の有名レストランで活躍され20年、またミシュランシェフでもあった今村氏が長年培ってきたシェフ人生の経験からIMAMURAに掲げたテーマは「Philosophy of Five/五の哲学」
食前酒は紫蘇の白ワイン
すっきりとフルーティーで持って帰りたいくらい美味しい。
そしてお茶も種類豊富な茶葉から選ばせてくれる。
前菜は18秒土鍋で蒸した海老を栗のソースと一緒に。アクセントに入ったお野菜はむかご、そして栗のチップス。
こだわりのお塩たち。
黒アワビは肝と昆布のソースがとても美味しい。
昆布と組み合わせる事で、肝の臭さが完全に消える。
いちじくの天ぷらは初めて食べたが、果物の甘味とサクッとした油の味がベストマッチ。
甘鯛のお椀からは優しい香りが。
マグロ、鰹、利尻昆布でじっくりとった出汁は深い味わい。
甘鯛と一緒にいただく春菊の苦味と、菊の花の爽やか香り、また香ばしく素焼きされた茄子が絶品のお椀。
紅葉鯛のお刺身にロシアのキャビア。
コロニーのキャビアは塩分が控えめで雲丹や鯛ととても合い、お醤油の煮凝りで共に幸せで贅沢なお刺身。
次はネギマグロ巻き。
黒酢、コメ飴、純米醤油、マグロの血合と麹を混ぜて作ったお醤油で作られたガリは甘じょっぱく美味しい。
口に入れた瞬間ふわっと広がる生姜の香りがたまらない。
ネギのシャキシャキとねっとりしたマグロはぺろりといただける。
里芋のペーストに香ばしい九条ネギ、皮をカリカリに焼いたキンキはしっかりした中華風な味のする焼き物。
個人的にすごく好きな味。
山椒とお酒をかけ、64度に温められた陶板の上、120度に熱された炭で押し付けながらじっくりとミディアムレアに調理された鹿児島牛。
みずさこファームの牛。
松茸とししとう、カブ、牛脂と麹とみりんを60度でキープしたタレとふわふわな卵黄の泡と一緒に食べるとすき焼きの味が口に広がり感動した。
トリュフで取った出汁と一緒に土鍋で炊き上げたコシヒカリの”ななつ星”に、黒トリュフと秋トリュフを追いトリュフ。
お米、一粒一粒にトリュフの旨みがしっかりと染み込みトリュフの味が強く感じられて黒トリュフとは思えぬ美味しさだった。
デザートはなんとわたあめ。
懐かしい味がシンガポールで食べれるのが嬉しかった。
“そ”という、発行させていない煮詰めて乾かしたチーズをかけた自家製のミルクアイスが濃厚で美味しすぎた。
カリカリのキャラメルクッキーが下に敷いてあり、よく合う。
最後は日本の美味しいフルーツメロン、梨、シャインマスカットまで。
五味、五法、五色。
素材調味料全てこだわり抜かれ、サステナブルで、また日本古来の料理に重きを置く美しさは尊かった。
Information
IMAMURA
14 Gunner Ln, at Amara Sanctuary Resort Sentosa, Singapore 099566
+65 8028 2608
URL: https://imamurasg.com